ボディビルの最高峰ミスターオリンピア。
完全なヴィーガン/プラントベースのボディビルダーがステージに立てると思いますか?
ついに、それが可能だと証明しようとしているアスリートがいて、話題になっています!
完全プラントベースのアスリートによる歴史的快挙
ヴェーガンのボディービル界で最もよく知られているトーレ・ワシントンが、ついにミスター・オリンピアの出場資格を正式に獲得し、プラントベースアスリートとして初めての快挙を成し遂げました。
FBB(国際ボディビル・フィットネス連盟)プロリーグのラスベガス・プロでの勝利によって、ミスターオリンピアへの道が開かれました。その活躍はすでに、ボディビル界の最高峰で成功するための固定観念を変えつつあります。
ミスターオリンピアとは?
ミスター・オリンピアは、1965年に創設され、ボディビル界で最も権威ある大会として広く認められており、出場資格の基準は非常に厳しいです。過去の優勝者には、アーノルド・シュワルツェネッガー、リー・ヘイニー、ロニー・コールマンといった伝説的な選手たちも名を連ねています。
出場選手は、シーズンを通して開催されるIFBBプロリーグの大会で予選を勝ち上がる必要があり、指定された大会で優勝した選手や上位入賞者のみが招待を受けることができます。
ワシントンが出場するメンズフィジークの部門では、圧倒的な筋量よりも、美しく整ったバランスとアスレチックな印象が重視されます。競技者はボードショーツを着用し、正面と背面の必須ポーズを中心に披露して評価を受けます。
プラントベースの食生活と努力によって作られたキャリア
ワシントンのボディービルダーとしての成果は、単にプラントベースのライフスタイルだからと言うだけではなく、パフォーマンス向上のための薬を使う選手が少なくないスポーツの中で、ドラック不使用の選手として競技している点でも注目されています。大会で審査員にも “完璧”と評したバランス、形、コンディションを高く評価されました。
ワシントンは1998年から完全にプラントベースのライフスタイルを送っており、規律、文化的アイデンティティ、そして倫理的信念に根ざしていると長年説明しています。
彼の食事は豆腐、レンズ豆、オートミールの定番食材に加えて、たくさんの果物と野菜が、一年を通して安定したコンディションを保つのに役立っているそうです。オフシーズンでも体型が大きく崩れないため、一般的な競技者が経験する過酷な減量期を回避できているのです。
長年にわたり、プラントベースの食事やナチュラルな選手であることが自分の可能性を制限するだろうと言われてきましたが、ワシントンはその考えに反対の立場を取っています。
「長年、周りから『肉やステロイドなしではこんな体は作れない』と言われ続けてきました」と彼は述べています。
「今、ミスター・オリンピアの舞台に立ち、完全プラントベースで、ナチュラル、ステロイドも使用しなくても、世界トップクラスの選手たちと肩を並べられることの生きた証明となっています。植物がこの体を作り、規律がそれを形づくり、信念がそれを支えています。」
彼が注目されるようになったことは、プラントベースやナチュラルボディビルのコミュニティの希望となっています。ハイレベルな肉体づくりが、植物性の食事や薬に頼らない競技、そして精神的な強さと両立できることを示しています。
彼は最後に、次のように語っています。
これは単なるトロフィーではありません。
自分は周りと違いすぎると言われたすべての子どもたちへ。
思いやりと強さを信じて笑われたすべてのプラントベースの人へ。
近道を選ばなかったすべてのナチュラルアスリートへ捧げるものです。
私たちは“強さ”のかたちを書き替えているのです。
参考記事
https://vegnews.com/vitamin-rich-plant-based-diet-beneficial-runners
ライター:Fumi


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