豆の栄養は?ナショナルビーンディで知りたい!豆の健康効果を学ぼう

毎年1月6日は「ナショナルビーンデイ(National Bean Day)」として祝われています。この日は、私たちの食生活に欠かせない「豆」に注目し、その栄養価や文化的意義を再認識する日です。この記事では、豆の魅力を探りながら、プラントベース栄養学の視点から豆がなぜ重要なのかを考えてみます。

目次

ナショナルビーンディの由来は?

ナショナルビーンズデイ(National Bean Day)は、公式に認定された国民的祝日ではなく、アメリカのカレンダー文化の中で非公式に作られた記念日の一つです。
明確な記録が残っていませんが一説としては、この記念日は、パウラ・ボウエン(Paula Bowen)氏によって創設されたとされています。彼女の父親がピント豆の農家であったことから、豆に対する深い愛情と敬意を込めて、この日を制定したとされています。

1. グレゴール・メンデルの命日に由来

ナショナルビーンズデイは、遺伝学の父と呼ばれるオーストリアの科学者グレゴール・メンデル(Gregor Mendel)の命日である1月6日にちなんでいると言われています。メンデルはエンドウ豆を使った実験で遺伝の法則を発見し、その研究は後に現代遺伝学の基礎となりました。このため、豆を称える日にふさわしいとして1月6日が選ばれたと考えられています。

2. 豆の栄養価を広めるため

豆の栄養価や健康へのメリットを広める目的で、豆の栽培や消費を推奨する団体や食品業界がこの日を設けた可能性もあります。アメリカでは特に豆類が安価で栄養価の高い食品として重視されており、その啓発活動の一環で制定されたとも推測されます。


高まる認知度

正確な始まりの経緯は不明であるものの、ナショナルビーンズデイは豆の多様性や栄養価、環境への貢献を称える日として親しまれています。非公式ではあるものの、SNSやブログ、イベントを通じて年々認知度が高まっています。

豆とは何か?

豆は、豆類(レグーム)として知られる植物の種子で、世界中で何千年もの間、主要な食材として利用されてきました。日本でも、縄文遺跡からあずき豆が発掘されて、豆を食べていたことも発見されており、古事記や万葉集にも出てくる、私たちの命を繋いできてくれた食糧とも言えるでしょう。豆って普段食べてない!って思っても
大豆、小豆、くろまめ、そら豆、えんどう豆、落花生にグリーンビーンにインゲン豆、もやしも豆を発芽させたものですね!
豆の種類は100種類以上と言われていますが、以下のような豆は世界的にもよく食べられていて、使いやすく、おすすめです。

  • レンズ豆(Lentils)
  • ひよこ豆(Chickpeas)
  • 黒豆(Black Beans)
  • 大豆(Soybeans)
  • いんげん豆(Kidney Beans)

これらはすべて、さまざまな料理に使われるだけでなく、栄養素が豊富である点が大きな特徴です。
ミックスビーンズなどだと、簡単にさまざまなお豆を食べれます!

プラントベース栄養学から見た豆の魅力

豆は、最新栄養学のドクター達、キャンベル博士やマイケルグレガー博士、エッセルスタイン博士などにも大絶賛されています。以下に、豆が持つ栄養学的な利点を挙げてみます。

1.豆は栄養のカプセル

豆は、良いものが詰まったカプセルのようなもの、とプラントベース栄養学のドクターたちは大絶賛しています。
3大栄養素のバランスが良く、その他にもビタミンB郡、葉酸, ミネラル、ファイトケミカルの宝庫と言われていて、食物繊維やレジスタントスターチなども含み抗酸化作用も高いです。
バランス良く様々な栄養素が入っているので、消化の速度も緩やかにしてくれて、栄養吸収率も上がっていきます

1. 高タンパク質!

栄養面というとタンパク質が気になる方も多いですが、豆はタンパク質の優れた供給源で、バランスよく含まれています。たとえば、レンズ豆やひよこ豆には1カップあたり約15gのタンパク質が含まれています。食事の中に豆を取り入れていることで、十分な量のタンパク質を摂取でき、心配は無用となるでしょう。

3. 食物繊維が豊富

豆は食物繊維が豊富で、消化を助け、血糖値の安定化やコレステロール値の改善に寄与します。大豆や黒豆は、腸内環境を整えるのに役立ちます。

4. 鉄分とミネラルの供給源

豆は鉄分や亜鉛、マグネシウムといった必須ミネラルを多く含んでいます。特にプラントベースの食事をしている場合、豆を取り入れることでこれらの栄養素を効率的に摂取できます。

5. ダイエットにも効果的!?

豆類の摂取には、ウエストも引き締め、血圧も安定させてくれます。お腹周りのぜい肉を減らすためにも、カロリー量を抑えるより、豆を多く食べる方が効果があると、ランダム化比較試験による結果まで出ています。この研究は、豆類が高タンパク質でありながら低脂肪で、食物繊維も豊富に含んでいるため、満腹感を得やすく、過食を防ぐ効果があることを示唆しています。さらに、豆類の摂取は血糖値の安定化やコレステロール値の改善にも寄与することが知られています。(マイケル・グレガー博士の著書『How Not to Die』「食事のせいで死なないために」より)

環境問題への解決策にも

人々が、豆を多く取り入れることは、持続可能な未来を築くための鍵とも言われています。豆類は栽培過程で窒素固定を行い、土壌の肥沃度を高める役割を果たします。また、肉類に比べて水の消費量や温室効果ガスの排出量が圧倒的に少ないため、環境負荷が低い食品とされています。

豆を楽しむアイデア

ナショナルビーンズデイを記念して、豆を使ったレシピに挑戦してみませんか?

世界的に人気な豆料理はこちら

  • チリビーンズ: スパイスを効かせた温かいスープ
  • ひよこ豆のフムス: ディップやスプレッドとして人気
  • レンズ豆のサラダ: 野菜と合わせて彩り豊かに
  • 黒豆バーガー: お肉の代わりに黒豆パティを使用

日本食でも楽しめる

納豆ご飯 – 発酵した大豆で腸内環境を改善。
黒豆の煮物 – 甘辛く煮てお弁当やおかずに。
おぜんざい – あずき豆は食物繊維とポリフェノールも豊富。寒い日にもピッタリ。
味噌汁 – 大豆由来の味噌は、プラントベース栄養学のマイケルグレガー博士も大絶賛!毎日飲みたいですね
枝豆の塩ゆで – おつまみやサラダにも!枝豆も人気なお豆ですね

オーサワ有機栽培小豆(北海道産) 300g×2個    

アマゾンでも乾燥豆は購入可能!まとめ買いしても重いお豆を運ばなくて済むのは助かりますね!


まとめ

ナショナルビーンズデイは、日常の食生活に豆を取り入れる良いきっかけとなります。栄養価が高く、環境にも優しい豆を活用することで、健康的で持続可能なライフスタイルを実現しましょう。

さあ、あなたも今日から豆生活を始めてみませんか?

豆についてさらに詳しく学びたい!という方は、ベジママ勉強会オンラインサロンにて、豆講座や、豆を使ったお料理教室が受講できます。

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この記事を書いた人

パウエル由美
米コロラド州在住、3姉妹の母。ヴィーガン/プラントベース歴10年。コーネル大学プラントベース栄養学修了。ベジママ勉強会オンラインサロン主宰。

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