VOGUE 全ての誌面と広告から毛皮の使用中止に!

ー有名雑誌で毛皮の使用禁止にー
ファッション業界大きな変化が出てきているニュースを紹介します。

目次

「ヴォーグ」毛皮を使わないサスティナブルなガイドラインを制定

世界的に有名なファッション誌「ヴォーグ」は今後全誌面、広告において毛皮を使用しない事を決定しました。
これは「フェイクファーは環境に良くない」と、本物の毛皮を支持することで有名だった、ヴォーグ元編集長であるアンナ・ウィンターが2025年6月に退任した直後に発表されました。
ヴォーグの親会社である国際的メディア企業のコンデナスト社は、毛皮を使用しないコンテンツを定めたサスティナブルなガイドラインを発表しました。

ヴォーグに加え、コンデナスト傘下の「バニティ・フェア」「ニューヨーカー」「GQ」といった各誌も影響を受けて同様の方針となっています。
「当社の各誌において、新しい動物の毛皮を誌面や広告に使用することはありません。当社のガイドラインでは、生活の糧としての副産物や先住民の習慣による例外を認めています。」
と、 コンデナスト社が公式サイトにて表明しました。

世界でも有数のファッション誌であるヴォーグが新たに毛皮を使わないことは、特に大きな意味を持っています。

毛皮取引廃止連合(CAFT)の抗議活動 —— 企業を動かした継続的な圧力とは

コンデナスト社が毛皮の使用をやめる決断を下したのは、毛皮取引廃止連合(CAFT)による9か月にわたる「継続的な圧力」、関係者の住居前での度重なる抗議活動や数百回に及ぶデモがあったことも背景にあります。

「コンデナストの毛皮離れは、ファッションにおける残酷さを拒む現代のエシカルな消費者の価値観に対して、ようやく応えたものです」

と、毛皮取引廃止連合(CAFT)事務局長のスージー・ストーク氏は述べました。

「しかし、我々の活動はまだ終わっていません。現在はベルルッティやその他のLVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)グループの毛皮取引に依然として関与し利益を得ている企業に全力を注いでいます。」

毛皮離れが加速するファッション業界

コンデナスト社とヴォーグの従来の動物毛皮の使用からの撤退は、ファッション業界全体で動物虐待を伴わないサスティナブルな代替素材への流れを示しています。

今年2025年初め、国際動物保護団体「Fur Free Alliance(ファー・フリー・アライアンス)」は、過去10年間で世界の毛皮生産量が85%減少し、2010年以来の最低水準に落ち込んだと報告しました。
2023年から2024年のわずか1年の間にも、生産量は40%減少しており、動物福祉や環境問題、そして毛皮そのものに対する意識の変化が大きく変わりつつあります。

他にも、動物保護団体「Humane World For Animals(ヒューメイン・ワールド・フォー・アニマルズ)」は、毛皮を使わない代替素材を採用するブランドや企業が急増していると紹介しています。

この冬、あなたは何を着ますか


冬も目前となりましたね。新たなコートなどを購入される際も、毛皮不使用のもの、フェイクファーのものを選んでみてはいかがでしょうか。


参考サイト : https://plantbasednews.org/lifestyle/fashion/vogue-to-stop-featuring-fur-content/
配信日 : 2025年10月20日

記事担当:Fumi

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