アスリートや運動好きな方、また健康のために、もっと運動もしたほうがいいなーなんて思っている方も多いですよね。
ランニングについての興味深いニュースを紹介します。
トップアスリートにもプラントベース食が注目される理由
プラントベースの食事は、ビタミンやミネラル、抗酸化物質、食物繊維、たんぱく質など、体に欠かせない栄養素が豊富。ランナーにとって理想的な食事スタイルといえます。
ランニングは身体の健康に良いのはもちろんのこと、幸せホルモンとも呼ばれるエンドルフィン分泌され、メンタルにも良い影響を与えてくれます。
トレーニングレベルにかかわらず、
定期的のランニングにより効果を実感し始めた方なら、
「このパフォーマンスを維持するために、どのように体を栄養で満たせばよいのか」
と考えるのではないでしょうか。
ホールフードプラントベースの食事で摂取する果物・野菜・穀物・豆類・ナッツ・種子には、ビタミンや抗酸化物質、ミネラルだけでなく、食物繊維やタンパク質、良質な脂肪などの栄養素が豊富に含まれている為、特定のがんや心臓病などの慢性疾患のリスクを下げる可能性があるといわれています。
最近は野菜を中心としたプラントベースの食事に惹かれる人が増えています。
実際、アスリートの間でもヴィーガン食の人気は高まっており、ルイス・ハミルトンやノバク・ジョコビッチ、パトリック・バブミアンといったトップアスリートたちも、プラントベースの食事を実践しています。
プラントベース食がランナーの体に与える良い影響
ランニンググループでコーチを務める熱心なランナーであるケルシー・コスタ(MS、RDN)は、ランニングに関してはプラントベースの栄養を積極的に推奨しています。
「プラントベースの食事は、健康全般やパフォーマンスをサポートする必須栄養素の優れた供給源です。炎症を抑え、血流を改善し、血圧を整え、酸化ストレスを減らし、体組成を最適化するなど、多くのポジティブな効果があります。
プラントベースの食事を選ぶことで、葉酸、マグネシウム、鉄分など、エネルギー産生や筋肉の回復に欠かせないさまざまなビタミンやミネラルを摂取することができます。
プラントベースの食事をとるアスリートは、血清フェリチン(鉄)値が健康的な水準であることが多く、その血清フェリチン値が、筋肉への十分な酸素供給を維持するうえで重要です。
特に持久力の必要なスポーツにおいて、最適なパフォーマンスを発揮するために欠かせません」
「ランニングは、持久力が必要なスポーツで、体への負担も大きく、最適なパフォーマンスや回復のためには適切な栄養素が欠かせないので、プラントベースはランナーにとっても理にかなった食事と言える」
とケルシーさんは語っています。
プラントベースの食事で十分なタンパク質は摂れるのか?
プラントベース食に関する最大の誤解のひとつは、「十分なタンパク質を摂るのが難しい」というものです。
しかしケルシーさんはこう説明しています。
「バランスの取れたプラントベースの食事であれば、アスリートに必要なすべての栄養素を満たすことができ、タンパク質も十分に摂取でき、すべての必須アミノ酸も含まれています。これは多くの人が懸念するポイントです」
プラントベースでのタンパク質源としては、豆腐、豆類、レンズ豆、セイタン、テンペ、ナッツ(ナッツバターも含む)、種子、ほうれん草などがありますが、ヴィーガン向けの代替肉など、ほかにも多くの選択肢があります。
ランナーにとって、体を支える栄養は欠かせません。プラントベースの食事には、ビタミンやミネラル、抗酸化物質、食物繊維、そして十分なタンパク質が豊富に含まれており、持久力や回復力を高める力があります。日々のランニングを支える食事として、理にかなった選択肢と言えるでしょう。
ーー
ランナーの方も、ちょっと運動してみようかなという方も、プラントベースのパワーを感じてみるのは、いかがでしょうか。
参考記事
https://vegnews.com/vitamin-rich-plant-based-diet-beneficial-runners
ライター:Fumi


コメント